2012年9月16日日曜日

富士山に登ってきました(下山編)

さて先週に引き続き、今度は下山です。
九合目、大変込み合っていて、自分のペースでは一切歩くことができませんでした。さらに、急激に寒くなり、着替え用にも休める場所もないので耐えるしかありませんでした。また、高山病も相変わらず・・・。もうこうなると、「意地」と「気合い」です。ただただ無心で頂上へ辿り着きました。
日の出まで約1時間前というところで頂上へ辿り着き、同行者と固い握手。もう、泣きそうでした。

頂上とは言いつつも、実は最高地点までは行ってません。最高地点は剣ヶ峰で、世に言う約3776メートルです。登山当日はそこまで行こうと考えていましたが、今は命が大事と思い、朝日を最高地点ではない頂上で見ることにしました。

須走ルートからの頂上

朝日を拝むにはこの日は曇りで、地平線からの日の出は残念ながら見れませんでした。しかし、この日しか見られない雲海を見ることができて、これまた感動。

雲海

雲は富士山の高いところと低いところに広がっていました。
いよいよ日の出、雲と雲の切れ間から神秘的な光が現れました。この光景は写真には収めきれませんね。実際に見に行くしかありません。

日の出

時間が経つにつれ、温かくなるとともに天気も良くなり、下って行くたびに気分もよくなりました。

下山途中

少し残念だったのが、登山におけるマナー。富士山が世界遺産として認められないのはごみ問題せいだ言われていますが、確かに頂上でのごみは目立ちました。しかし、登山途中にごみはなかったように思います。誰がごみを捨てているのか?
たまたまではありますが、私は目撃してしまいました。悲しいことに日本人ではなく外国人でした。男女二人の外国人(国籍不明)が躊躇せず手に持っていたペットボトルを茂みへ投げ込んだのです。
仕方なく我々はそのペットボトルを持ち帰ることにしました。ただでさえ自分たちの荷物を持って歩くのも大変なのに、他人のごみを持ち帰るとは。下山途中の出来事で唯一残念な気持ちにさせられました。

家に帰る途中のバスや電車ではすっかり疲れきっていて、ぐっすりと眠ってしまいました。当然、それだけでは寝足りず、家へ帰ってもぐっすり。
長旅お疲れ様でした。

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