たとえば、八戸市のイカ釣り漁について言えば、毎日漁に出て毎日帰ってきます。イカ釣り漁と聞くと夜中に漁をしているイメージが強いようで、「ライト(集魚灯)を照らして釣ってるんでしょ」とよく言われます。実は昼に漁をすることのほうが多く、夜ばかりではないのです。
これは市場でいつセリをするのかに関係があり、朝セリに間に合わせるために夜漁をする、昼セリに間に合わせるために昼漁をする、といった感じです。
では、昼漁の1日の流れを紹介しましょう。
漁師さんの朝は早く、朝3時から4時ごろに出発します。そこから漁をするところまでひたすら船を走らせます。2時間から3時間くらいかけて移動します。場所が決まれば、ひたすらイカを釣ります。イカは生き物なのでいつも同じ場所にいるわけではないし、移動し続けることもあります。そのため、イカがたくさんいそうな所へ船を移動し続けなければいけません。
お昼休憩をとったらまた、イカを釣るわけですが、昼のセリに間に合わせるために午後2時くらいには帰る準備をしなくてはいけません。当然、帰りも2~3時間かけて帰ります。おおざっぱですが、1日の流れはこんな感じ。夜ごはんは午後6時くらい、寝るのは午後9時くらいになります。
このように見ていくと、移動にかなりの時間を必要としていることが分かります。会社でたとえるなら通勤、退勤にそれぞれ3時間かけて会社と自宅を往復するわけです。大変ですね。そして、ひたすらお客様先へ移動、移動、移動・・・なわけです。
そこで、高速に移動できる船があったらいいな~と思うわけですが、ある番組で放送されていた船があったので、参考までに紹介。
その船の名前は「ビートル」。JR九州高速船です。福岡と釜山を往復する船なのですが、これが速い。この速さを持ってすれば、さっと目的地まで行って、がばっとイカを釣って、さっと帰ってこれますよね。燃費は全然考慮してませんが・・・。まぁ、こんな漁船があったらかっこいいな~と思ったので。
参考リンク掲載します。
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