2010年10月2日土曜日

JR八戸線と八戸の交通事情

今回初の課題投稿となります。みなさん、コメントよろしく。

過去に「八戸には電車があるんだっけ?」と冗談で言われたことがあります。一応、八戸駅があり、その駅に関して言えば、東北新幹線、東北本線、八戸線、青い森鉄道線があります。なので、鉄道があるわけです。
ところが、「電車」と言われると戸惑う部分があるのです。それは八戸線。八戸線で使用している鉄道車両は「気動車」と呼ばれるもので、電気ではなく軽油やディーゼルなどの燃料を使用して走っています。ですから、電線がありません。(どの燃料を使用しているかは調査しきれませんでした)

ここからが課題です。
この八戸線、始まりと終わりの駅はそれぞれ「八戸駅」、「久慈駅」(岩手県の中まで続いている)。上下線それぞれ約1時間に一本のペースで列車が走っています。そして、路線はほとんどが海沿いです。
はたして、八戸線を利用している人は八戸市の人口のどれくらいなのでしょうか。詳しい調査はしていませんが、八戸市民の多くは日常的に使用することはないでしょう。それは、移動に利用するのがほぼ「車(バス・タクシー含む)」に頼っているからではないでしょうか。当然バイク、自転車、徒歩もあるでしょう。

なぜ、日常で車を利用し、列車を利用しないのでしょうか。問題は次のようなものが考えられます。

  1. 八戸市の主要地域に駅が設置されていない
  2. 一日の列車運行本数が少ない
  3. (雨・風・雪などの)環境に弱い
  4. Suica等のカードを利用できる環境がない

1.の問題については八戸駅、本八戸駅、小中野駅、陸奥湊駅などありますが、そのほかに学校や住宅密集地に駅を設ける必要があるでしょう。現在では八戸線の各駅から遠く離れた場所に住宅や学校があります。

2.については東北新幹線を考慮してダイヤが組まれているのだと思いますが、東京都などの首都圏のように通勤・通学時間帯に合わせて一時的に本数を増やすといったことがありません。鉄道利用者が増えればダイヤ改正により本数が増える可能性があります(増やす必要があります)。

3.について特に心配するのが風と雪です。これらを回避するためには地下鉄を開業するしかありません。これには多額の予算が必要になります。企業としては開業までに大きなリスクを背負うこととなりますが、駅の設置地域が適切であれば大きな利益につながります。

利用客が少ないためか4.がいまだに実現されていません。利便性やサービスを考えるとこれらの環境を整えることは必須です。カード等を利用したサービスは現在のところ伸び悩みですが、市全体で利用することとなれば街ぐるみでの活性化につながります。

この課題に取り組める人・企業はいないでしょうか。


参考リンク掲載します。

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2 件のコメント:

  1. ここにも発言します。
    この不景気では無理なんです。都会のマネでは活性化しません。何故かというと、人口が少ない。現状からリスクを気にせず投資してくれる企業はないでしょう。企業は利益が予測されなければ投資しません。市も赤字だらら支援も微々たるもので。また、温泉銭湯が多い八戸で、地下鉄は自滅する可能性が大きい、だから投資企業が出たとしても、市から許可が出ない。と、否定は誰にでもできる。

    どうすれば良いのか?それは八戸に合った方法で活性化するべきです。活性化すれば、企業が注目します。企業が注目すれば、就職難も人口減少も市の赤字も解消します。まずは魅力を上手くアピールして、住みたいまち、自慢したいまちづくりをすることから始めませんか?

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  2. そうですね。
    投資に関して、景気、不景気はあまり関係ないかと思います。将来、利益が出るようなプラン、計画、設計が描けなければ企業や市は積極的に参入しませんよね。
    当然、市民の多くが「今のままでいいや」と思っていれば何もする必要はないのかもしれませんし、「いや、今すぐ利用したい」と思っていれば行動を起こすチャンスだと思います。
    都会のマネというよりは参考にして、八戸の特色に合わせた街づくりをしていく必要があります。「八戸に合った方法で活性化するべき」そう思います。

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